主な診療機能をあげますと、厚生労働省の全国調査で常にトップレベルにランクされる救命救急センターは、全国で12病院のみの日本医療機能評価機構により救急医療機能認定された施設であり、ヘリポート、ドクターカーを有し、府域はもとより南部地域の重篤な救急患者に対し、高度な救命医療を提供しています。また総合周産期母子医療センターは、最新の設備、医療機器を整備し、産科や平成20年に開設した新生児科の専門医のみならず、小児外科、心臓血管外科、麻酔科とも緻密な連携をとり京都府の周産期医療体制の中心として合併症を持つ母体・胎児、新生児を受け入れ治療を行っています。さらに京都府周産期医療情報システム運営の中核として、府下全域の空床管理などサブセンターと連携し周産期医療の充実に努めております。
平成19年2月からは地域がん診療連携拠点病院に指定され名実ともにがん診療の拠点になりました。従来から「消化器センター」に代表されるように効率的で質の高い医療を提供するため、診療、検査、治療部門を一体化させておりますが、さらに予防の推進、健診の質の向上を図るとともに、各診療部門の協力により集学的治療を行う体制をとります。第一歩として緩和ケア診療部、化学療法部を新設し、より広く連携をはかり、さらに「がん診療連携ワークショップ」「緩和ケア研修会、症例検討会」などを定期的に開催し、がん対策基本法の理念に基づき、地域全体で「がん撲滅」の大目標に取り組む所存です。その基本となる地域医療機関との連携につきましては地域医療連携室を中心に医師会、病院群との医療連携ネットワークをさらに充実させ医療の機能分担に基づいた地域完結型医療を実践することとしております。
さらに高機能急性期病院の責務であります「次代を担う医療従事者の養成」につき、皆様方のご理解を得まして、付属看護専門学校の教育、医学生、臨床研修医、救命救急士教育等にも従来通り真摯に取り組みたいと思います。
難問を数多く抱える医療界ではありますが、皆様に信頼され愛される病院として、これからも安心・安全に配慮し、良質な医療を提供し続けられるよう、職員一同、一層研鑽に努め力を合わせ、精一杯努力しますので、よろしくご支援賜りますようお願いいたします。