診療科・部門のご紹介

コメディカル部門のご紹介

薬剤部

適切な薬物療法を通じ患者さまに安心・安全で質の高い医療を提供します。

薬剤部は薬剤情報課(医薬品情報室)、薬剤管理課、調剤課及び製剤課からなる基本組織と治験管理室が部内に設置されており、34名の薬剤師と事務職員2名、臨時事務職員3名、看護部併任臨時看護師1名が医薬品の調剤、製剤、管理・供給、情報提供及び治験薬管理などの業務を分担し、入院・外来にかかわらず患者さまの安心・安全な薬物療法に寄与しています。医薬品の質の高い正確な調剤等の中央業務のもと、病棟では担当薬剤師を配置し、投薬前の病棟薬剤業務から投薬後の薬剤管理指導業務まで病棟における薬物療法全般にかかわりチーム医療を薬剤師の立場から推進しています。また、薬学部学生実習、糖尿病教室などの教育にも携わるとともに、地域薬剤師会などとの連携も推進しています。当院の薬剤師は、患者さまにとって安心できる適切な医療が行えるよう、専門家として「薬のあるところに薬剤師あり」の心意気を持ち、チーム医療を推進し「医療安全」並びに「医薬品適正使用」をキーワードに積極的に業務を推進しています。

スタッフ

津田 正博
役職 部長
氏名 津田 正博
卒業年 昭和55年
副部長 2名
課長 3名
係長 4名
主任 3名
薬剤師 19名
主事 2名
臨時主事 3名
臨時看護師(併任) 1名

専門・認定薬剤師等主な資格取得者一覧(平成28年4月1日現在)

専門・認定名称 取得人数
日本静脈経腸栄養学会 3
日本病院薬剤師会感染制御専門薬剤師 1
日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師 1
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師 1
日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師 2
日本糖尿病療養指導士 4
京都府糖尿病療養指導士 1
日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師 3
日本病院薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師 5

医療安全

適正な薬物療法、処方せんの点検・調剤・調製した薬の監査、患者さまへの服薬指導、安全な薬の採用、薬のプロフェッショナルとしての医療現場への提案と実践を行っています。また、医薬品安全確保委員会において、院内で用いられるすべての医薬品について、その安全な使用方法や取り扱いを検討しています。積極的な働きかけにより医薬品の事故防止や適正使用に貢献しています。

調剤業務

調剤室では電子カルテシステムにより整備された注射薬自動払出装置をはじめとする「薬剤部門システム」を稼動させ、内服薬・外用剤・注射剤の調剤を行っています。その際には薬剤師の専門性を生かし、処方せん・調剤手順書に基づき適正に調剤するとともに、薬の量・使い方・のみ合わせなどを再確認しています。処方内容に疑問があれば医師へ「問い合わせ」を行い、また処方薬に対し患者さまからご質問があれば誠意をもって対応し、安全で適切なお薬を安心して使用していただけるよう努めています。

製剤業務

一般製剤や製薬会社で製造していない病院独自の製剤(特殊製剤)を医師の依頼に基づいて調製しています。他に薬学的管理の一環としてTPN(完全静脈栄養)の無菌調製を実施しています。

抗がん剤調製業務

抗がん剤を用いた化学療法は、医師、がん化学療法認定看護師らと協力し化学療法のレジメンを検討しています。また実際の調剤では医師により提出された化学療法計画書と処方内容が適切なものか「化学療法支援システム」を用い確認するとともに、化学療法を受けられる患者さまの点滴を安全キャビネットの中で無菌的に調製しています。

薬剤情報業務

医薬品が安心・安全に使用できるよう、医薬品情報の収集や評価を行っています。医師や看護師からの医薬品に関する質問に回答し、院内における医薬品情報誌を発行しています。また、地域医療連携病院として地域の病院の薬剤師・薬局と連携をとり、患者さまを中心とした医薬品情報を相互に提供しています。さらに、医療の場で活躍できる薬剤師を育成するため、教育研修の実施や研究の支援をしています。

薬物血中濃度モニタリング業務

薬物の血中濃度から薬物動態と薬効・副作用の関係を解析し、個々の患者さまにとってオーダーメイドの薬物治療を提案しています。現在は抗菌薬の薬物血中濃度モニタリングを中心に行っています。

手術室サテライト薬局

手術室にサテライト薬局を設置し、日勤帯に薬剤師1名が常駐しています。
手術で使用される麻酔薬や筋弛緩薬などをはじめ、手術室内の全ての医薬品の管理を行っています。
また術後疼痛管理に使用するPCAポンプの無菌調製や、術中に使用された医薬品と処方せんの監査なども行っています。

病棟業務

各病棟に1名の担当薬剤師を配置して病棟業務を行っています。入院から退院までの治療経過を観察・確認し、より安全な医療を提供するために、医療チームの一員として薬物治療のサポートを行っています。

入院時における持参薬の継続処方については、不慣れな薬剤の使用による病棟でのインシデントなどを未然に防ぎ、安全かつ有効に使用するために薬剤師が積極的に情報提供を行っています。

また、ベッドサイドでの副作用症状の有無・臨床検査値異常の確認を行い、薬剤の薬効と副作用について薬剤師としての視点から評価を行い、患者さんの病態に合わせて最適な処方提案を積極的に行っています。他にも、病棟における薬剤のインシデントを防ぐために薬の専門家として医療スタッフからの各種問い合わせに対応し、安心安全な薬物治療に貢献しています。

薬剤管理指導業務

入院されている患者さまの薬物療法に関するケアを行います。
入院されましたらベッドサイドで服用歴のみならず、副作用歴、アレルギー歴を聞かせていただきます。

また、単に薬の説明を行うだけでなく、医師・看護師等と連携し、医療チームの一員として入院中に行われる薬物療法について説明し、薬剤師の立場から患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、適切な投与方法などを提案いたします。

治験業務

「次世代により優れた新薬を誕生させる」その開発に協力することは医療機関の大切な役割の一つです。当院では、治験管理室を設け、GCPを遵守した臨床試験を積極的に実施しています。治験管理室には治験審査委員会事務局を設置しており、また、治験内容について遠慮なく相談していただけるよう治験コーディネーターを配置しています。参加される患者さまのプライバシーなどに十分配慮し、安全性を確保しながら、より信頼性の高い治験データーを得るため、治験担当医師をはじめ他部署と緊密に連絡をとりながら、適切な治験が実施できるよう日々努めています。

治験管理室のページはこちら

専門薬剤師の育成


矢印の女性:
緩和薬物療法認定薬剤師

昨今、深い専門知識と技術を必要とする分野が増加してきており、当院でもがん薬物療法認定薬剤師や感染制御認定薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、栄養サポートチーム(NST)専門療法士がそれぞれの分野で医療チームの一員として活躍しています。また、妊婦、授乳婦薬物療法認定薬剤師、糖尿病療養指導士など専門認定薬剤師の養成を進めており、当院の医療に貢献しています。
なお、当院は薬学生実務実習受入施設であり、日病薬認定指導薬剤師を配置し将来の薬剤師の育成に協力しています。

平成27年度の業務実績(臨床指標)

院外処方箋発行率 91.3%
持参薬鑑別件数 807件/月
抗がん剤無菌製剤処理料 656/月
高カロリー無菌製剤処理料 186/月
薬剤管理指導実施率 40.6%
薬剤管理指導件数 773件/月
退院時薬剤情報管理指導料 102件/月

学会発表等

1)著書
奥地 眞子.「処方監査や疑義照会で検査値を使いこなす」第11回 CKD患者の検査値で「基準値」と「目標値」の違いを知ろう.調剤と情報,Vol.21 No.9 2015

前田 梨江.「薬剤師がみつけられる副作用(第19回)」副腎皮質ステロイドの副作用.京都薬報,2015年6月号

2)学会発表
舩越 真理,原田 益宏,津田 正博,平田 学.
ボルベン輸液6%導入によるアルブミン使用量の検討. 第25回日本医療薬学会年会. 2015.11.21:横浜

小阪 圭治,土谷 有美,井岡 真佐夫,塚本 真裕子,大林 巧志,津田 正博.
当院におけるアブラキサン/GEM併用療法の使用状況. 第25回日本医療薬学会年会. 2015.11.22:横浜

板倉 祥嗣,舩越 真理,土谷 有美,小阪 圭治,井岡 真佐夫,竹内 美智,宮川 由季,津田 正博.
ドセタキセル点滴静注(アルコールフリー製剤)の調製に関する検討.第25回日本医療薬学会年会. 2015.11.22:横浜

土谷 有美,小阪 圭治,井岡 真佐夫,板倉 祥嗣,津田 正博.
当院における高齢患者の化学療法薬治療の現状. 第25回日本医療薬学会年会. 2015.11.23:横浜

奥地 眞子,竹内 美智,中ノ内 恒如.
当院におけるPTx施工後検査値変動についての調査.第9回日本腎臓薬物療法学会学術集会・総会. 2015.10.24:仙台

木本 有香,櫻井 朱里,後藤 理世,大和 さゆり,田上 祐子,巨島 文子.
救命救急病棟における「薬剤と栄養のチェックシート」の作成と運用. 第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会. 2016.2.25:福岡

後発医薬品の採用状況について

厚生労働省では、後発医薬品の信頼性を高め医療関係者及び患者さんが安心して後発医薬品を使用できるように推進を図っています。
本院では、後発医薬品の採用一覧をホームページに公開することにより、後発医薬品の普及促進に積極的に取り組んでいます。

採用後発医薬品リストはこちら