循環器科入院の患者さまの平均在院日数は6.9日と院内で最も短い診療科の一つです。
循環器科が担当する疾患は、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、高血圧症(本態性、二次性)、心不全(急性、慢性)、心筋症(特発性、二次性)、弁膜症、成人先天性心疾患、閉塞性動脈硬化症、睡眠時無呼吸症候群、心筋炎、心膜炎、不整脈、肺塞栓症など多岐に亘ります。その中で患者さまにとって特に重要であるのは、急性発症し時に命にかかわる疾患であり、急性心筋梗塞、急性心不全などがこれにあたります。 最善の循環器診療を行うためには、このような急性疾患の救急診療を抜きには語れません。急性疾患に、迅速かつ適切に対応することが、まずは循環器診療の基本であると私たちは考えています。したがって、急性疾患の患者さまは速やかに救命救急センターで受け入れ、急性心筋梗塞の場合には24時間対応で緊急の冠動脈造影・経皮的冠動脈形成術(カテーテル治療)を行っており、日夜、重症患者さまの救命に努めています。 他の医療機関から紹介いただいた比較的安定した患者さまには、まず外来で心臓超音波検査、運動負荷試験、ホルタ-心電図、心臓核医学検査、心臓CT、MRIなどの検査を駆使して精査した後、必要に応じて短期検査入院の上、確定診断を行っています。 治療に関しては、患者さまに最適の治療を提供すべく、心臓血管外科と合同カンファレンスを行い検討しています。安全で効率的な診療を心掛けていますので、循環器科入院の平均在院日数は6.9日(平成19年度実績)と院内で最も短い診療科の一つです。
虚血性心疾患や心不全の発症には、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が深く関与しています。当科ではこれらの疾患の発症や再発を予防するために生活習慣の是正を実践するプログラムを作り、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師が患者さまとともに取り組んでいます。また、平成20年8月には心疾患リハビリテーション認定施設となり、さらに充実した運動療法が行えるように努めています。