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トップページ > 診療科・医師の紹介 > 診療科一覧 > 乳腺外科 > より詳しい治療方法
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乳腺外科・外科

より詳しい乳癌治療方法の説明

特色
平成20年4月より一般外科のなかでより専門に乳腺疾患を診療する部が設置されました。日本外科学会専門医取得後さらに乳腺疾患の経験を積んだ乳癌学会専門医や認定師を中心に、乳がん看護認定看護師、化学療法看護認定看護師、がん看護専門看護師、薬剤師、女性検査技師(超音波、マンモグラフィ)などによるチーム医療を提供します。乳腺フォーラムによる乳がんについての啓蒙活動や人間ドックで予防の指導や検診による早期診断、治療においては乳房温存療法などの手術はもちろんのこと、エビデンスに基づく内分泌化学療法や分子標的治療そして放射線治療、さらには緩和ケアに至るまでトータルケアを行っています。

治療方針

乳がんの診療は、予防に始まり、早期発見、そして手術、内分泌療法、化学療法、分子標的治療、放射線療法などがあります。また、万が一再発した場合は集学的治療が必要です。当院では、乳腺専門医を中心に安全かつ確実な標準治療を行います。また腫瘍の特性に基づく個別化治療、一人一人の患者様にとって最善の医療を目指しています。


I 診断
  1)視触診
  2)画像診断 [ マンモグラフィ・超音波・MRI・CT ]
  3)病理診断 [ 細胞診・針生検・マンモトーム生検(がん協会へ依頼)・切開生検 ]

診断手順
II 初期治療
進行度や病状により術前・術後補助療法、手術、放射線治療を治療方針
   

初期治療の方針


1)手術
乳房温存手術や胸筋温存乳房切除が主体です。乳房温存療法の適応は、乳癌学会のガイドラインに基づき腫瘍径3cm以下の比較的早期の乳がんを適応とし、厳密な術前診断と詳細な術中病理診断を併用、術後放射線照射を原則としています。腫瘍径3cm以上の患者様でも、希望者には術前化学療法を併用し乳房温存療法を行っています。                                          
乳房温存治療の適応

手術方法は、下記の術式があります。
  a) 乳房温存手術   
  b) 胸筋温存乳房切除術
  c) 胸筋合併乳房切除術
  d) 乳房再建術
  e) 植皮術
進行癌に対しては胸筋温存乳房切除、胸筋に浸潤が及ぶ場合は胸筋合併切除が適応となります。

2)薬物療法
  以下のような薬剤を組み合わせて使用します。
a) 化学療法
  エピルビシン、サイクロフォスファミド、5-FU、メソトレキセートドセタキセル、
  パクリタキセル、カペシタビン、TS-1、ビノレルビン、CPT-11 など
b)内分泌療法
  LH-RHアナログ、タモキシフェン、アナストロゾール、エキゼメスタン
  レトロゾール、MPA など
c)分子標的治療
  トラツズマブ                           
点滴による抗がん剤も基本的には外来通院(化学療法室)にて行います。ザンクトガレン・コンセンサス会議やNCCNのガイドラインに準じて薬剤を選択し、CEF療法やタキサン系抗がん剤を中心に行っています。そして分子標的薬剤も適応に応じて使用します。またホルモン感受性症例には内分泌療法として従来の抗エストロゲン剤に加え閉経前の症例にはLH-RHアゴニストなどを 閉経後の症例にはアロマターゼ阻害剤を投与します。 

乳房温存治療の方法


3)放射線治療(放射線科にて施行、併診)
   乳房温存術後の残存乳房照射
   局所進行癌術後胸壁照射
   脳転移、リンパ節転移など再発に対する局所照射  など
      
III 再発治療
乳癌の全経過中約30%は再発し、一度再発すると残念ながら治癒は殆ど望めません。しかし近年の薬物療法や放射線治療の進歩により再発後長期生存するこが多くなりました。大切なことはホルモン剤や分子標的薬、抗癌剤をタイミングよく使用して、できるだけ日常生活の質を損ねることなく延命を計ることです。そのためにNCCNのガイドラインなどのアルゴリズムを利用し緩和ケアもしっかり行いながら再発治療を行います。


症例数

2008年までの原発性乳癌(女性)の累積手術数は、1800例を超え長期間しかも多くの経験を蓄積しています。2007年の乳腺腫瘍の手術件数は119件(114症例)で、手術の内訳は、乳腺腫瘍摘出術16例(13.4%)、乳房温存手術62例(52.1%)、乳房切除術41例(34.5%)です。


治療成績
1998年~2002年の乳癌症例について治療成績調査を行った結果、カプランマイヤー法によるStage別5年生存率は、Stage0では100%、StageIおよびIIは約95%、StageIIIは約70%と良好な成績でした(両側乳癌、他病死を除く)。

治療決定に関する主な因子
設備
超音波、マンモグラフィ-、CT、MRI、各種シンチグラフィ-、細胞診・術中迅速病理検査、放射線治療(リニアック)


外来診察日
受付時間=午前8時30分から11時30分。
担当医=月:李(部長)/火:糸井/水:門谷/木:李(部長)/金:門谷

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