消化器内科
最先端の内視鏡治療および非外科的肝臓治療など、患者さまにとって苦痛の少ない治療を適切に選択し、クリニカルパスを用いて計画的な治療を行います。進行癌や機能性消化管疾患においても、最新の薬剤を組み合わせた内科的治療を行います。
消化器内科後期研修医(専攻医)募集
京都第一赤十字病院では消化器内科後期研修医(専攻医)を全国から募集しています。 当院は京都市南部に位置する基幹病院で、種々の消化器がん診療をはじめ、出血性消化性潰瘍や急性閉塞性化膿性胆管炎などの緊急疾患から炎症性腸疾患・ウイルス性肝炎などの慢性疾患に至るまで幅広い分野に精力的に対応しています。また、種々の学会活動・論文発表も積極的に行っており、学会参加や論文発表などの研究活動に際しては研究費からの十分な補助があります。随時見学も受け付けています。
連絡先)京都第一赤十字病院人事課教育研修推進室 担当 山中
電話:075-561-1121 FAX:075-561-6308 mail:kyouiku@kyoto1-jrc.org
消化器センター治療部門
消化器センターでは、年間約23,000件の内視鏡および超音波を用いた検査・治療を行っています。2014年4月1日以降下記治療部門に機能分化し、日帰り・短期滞在を含めた専門的手術に取り組んでおりますので、気軽にご相談ください。
部門長 | ||
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内視鏡治療部門 | ||
上部消化管 | 戸祭直也 | |
下部消化管 | 奥山祐右 | |
胆膵 | 佐藤秀樹 | |
腹部超音波治療部門 | 藤井秀樹 |
消化器センター長:佐藤秀樹
光線力学療法(PDT)導入のお知らせ
連携医療機関の先生方、患者さんへ
当院では2018年4月より、「化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発食道がん」に対する内視鏡治療(光線力学療法;PDT)機器(PDレーザー)を導入しました。
詳しくは食道がんの光線力学療法(PDT)についてをご覧下さい。
ご紹介、お問い合わせについては、連携医療機関からは地域医療連携室まで、患者さんからは京都第一赤十字病院がん相談支援センター(直通電話075-533-1297)まで、ご連絡下さい。
消化器内視鏡検査通常通り再開しました

スタッフ

役職 | 部長(第一消化器内科)・院長補佐・消化器センター長 |
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氏名 | 佐藤 秀樹 |
卒業年 | 平成3年 |
専門領域 | 消化器一般、特に胆膵領域の疾患における診断、治療など |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医 日本消化器病学会指導医・専門医・近畿支部評議員 日本消化器内視鏡学会指導医・専門医・学術評議員 日本膵臓学会指導医 日本胆道学会指導医 京都府立医科大学臨床教授 |
コメント | 消化器内科は第一消化器内科(肝胆膵)、第二消化器内科(消化管)と2つの柱の元、4つの治療部門の専門医師が協力し、最新のより良い治療をめざして診療にあたっております。私の専門とする胆膵領域では最も予後の悪い膵臓がんの早期診断、治療に力を入れています。また急性胆管炎など緊急内視鏡処置が必要な疾患についても24時間体制で積極的に対応しております。 |

役職 | 部長 (第二消化器内科) |
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氏名 | 奥山 祐右 |
卒業年 | 平成2年 |
専門領域 | 下部消化管疾患(小腸・大腸疾患) 大腸腫瘍性疾患(大腸ポリープ、大腸癌)の診断と治療 大腸炎症性疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)の診断と治療 機能性消化管疾患(過敏性腸症候群等)の診断と治療 |
認定医・専門等資格名 | 【社会的活動】 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 専門委員(救済業務関連) 京都府難病指定医 京都府小児特定慢性疾患指定医 【専門医等】 日本内科学会総合内科専門医 日本消化器病学会専門医、指導医 日本消化器内視鏡学会専門医、指導医 日本肝臓学会専門医 厚労省医政局長認定臨床研修指導医 【その他】 日本消化器病学会ガイドライン作成・評価委員会委員(過敏性腸症候群) 京都府立医科大学臨床教授 |
コメント | エビデンスに基づきつつ、患者さんと御家族の意向を確認し、自身の経験を融合して診療をすすめていきます。 |
関連ページ | 2019年、2020年業績(論文、講演、学会発表) |

役職 | 副部長 (上部消化管内視鏡治療部門長) |
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氏名 | 戸祭 直也 |
卒業年 | 平成7年 |
専門領域 | 上部・下部消化器疾患、胆膵疾患、内視鏡診断治療、特に早期胃癌、食道癌の診断・治療(ESD)、化学療法など |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会 認定医・総合内科専門医・指導医 日本消化器病学会 専門医・指導医・学会評議員 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・学術評議員・社団評議員 京都消化器医会 理事 京都府難病指定医 京都府立医科大学臨床教授 |
コメント | 消化管および胆膵の内視鏡診療を中心に担当します。特に上部消化管(咽頭、食道、胃、十二指腸)の画像強調内視鏡による診断、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)による治療を専門としております。ESDは食道・胃に限らず、最近は咽頭にも行っております。治療の詳細は、下欄関連ページを是非、ご覧下さい。診療では明るく元気に、頑張ります。 |
関連ページ | より詳しい治療方法の説明-1.早期食道癌、早期胃癌の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) |

役職 | 副部長(腹部超音波治療部門長) |
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氏名 | 藤井 秀樹 |
卒業年 | 平成9年 |
専門領域 | 消化器疾患全般、肝臓 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会指導医、認定内科医・総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本肝臓学会指導医、日本がん治療認定医、日本医師会認定産業医 |
コメント | 専門は肝臓疾患ですが、一般内科診療と消化器診療で地域医療にも従事していたことがあり消化器全般に幅広く診療していています。肝臓疾患は、C型肝炎は大部分が治癒できる劇的な進歩が近年ありました。ただB型肝炎、肝癌、難治のNASH、高度な医療機関でしか対応できない急性肝不全など、まだまだ取り組むべき課題は多いです。スタッフ、他科の先生やパラメディカルにも協力を仰ぎながら、高度で適切な医療を提供したいと考えています。 |

役職 | 医長 |
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氏名 | 西村 健 |
卒業年 | 平成14年 |
専門領域 | 消化器全般、肝臓 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、指導医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本肝臓学会認定肝臓専門医・指導医 |

役職 | 医長 |
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氏名 | 稲田 裕 |
卒業年 | 平成18年 |
専門領域 | 消化管疾患、胆膵疾患 特に大腸腫瘍の内視鏡診断・治療 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会 総合内科専門医 日本消化器病学会 専門医指導医・指導医 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・近畿支部評議員 |
コメント | 消化管・胆膵疾患一般の診療を担当します。 大腸癌は適切な内視鏡検査と治療で死亡リスクを抑えることができます。検査への不安を取り除けるよう丁寧な説明と、見つかった病変を確実に取り除くための技術研鑽を常に心がけています。 |

役職 | 医長 |
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氏名 | 田中 信 |
卒業年 | 平成19年 |

役職 | 医長 |
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氏名 | 提中 克幸 |
卒業年 | 平成24年 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会認定消化器病専門医 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医 |

役職 | 専攻医 |
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氏名 | 植原 知暉 |
卒業年 | 平成30年 |

役職 | 常勤嘱託 |
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氏名 | 中津川 善和 |
卒業年 | 平成16年 |
専門領域 | 消化器全般 上下部内視鏡診断・治療 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会認定消化器病専門医 |

役職 | 非常勤 |
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氏名 | 木村 浩之 |
卒業年 | 平成元年 |
専門領域 | 消化器疾患全般、 特に肝臓 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 消化器病学会指導医・専門医 肝臓病学会指導医・専門医 京都府立医科大学臨床教授 |
役職 | 非常勤 |
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氏名 | 菅田 信之 |
卒業年 | 平成2年 |
専門領域 | 消化管(食道、胃、大腸)の内視鏡診断と治療 |
認定医・専門等資格名 | 日本消化器病学会専門医、 日本消化器内視鏡学会指導医・専門医、 日本内科学会認定内科医 |
役職 | 非常勤 |
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氏名 | 鈴木 隆裕 |
卒業年 | 平成11年 |
専門領域 | 消化器全般 上下部内視鏡診断・治療 |
認定医・専門等資格名 | 日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 |
コメント | 消化器疾患全般の診療を行っています。主に上下部消化管・胆膵疾患の内視鏡診断・治療を専門に行っています。 |
役職 | 非常勤 |
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氏名 | 土井 俊文 |
卒業年 | 平成19年 |
診察担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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一診 | 奥山 | 中津川 | 佐藤 | 奥山 | 黄 |
二診 | 植原 | 戸祭 | 太田 | 稲田 | 稲田 |
三診 | 藤井 | 西村 | 藤井 | 西村 | 提中 |
四診 | 佐藤 | 中野 | 中津川 | 戸祭 | 田中 |
診療方針
- 患者さまとのコミュニケーションを大切にし、長く良好な信頼関係を築けるよう努力します。
- 近隣の医療機関との緊密な医療連携を進め、患者さまの状態や生活環境に応じて継続しやすい治療環境を提供します。
- 進歩する医療技術や薬剤を用いた最先端の医療を、必要な患者さまに、安全に行えるよう研修・環境整備を行います。
診療実績
主な検査・治療件数 ≪1月〜12月≫ | ||||||||
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検査・治療名 | 平成 26年 (2014) |
平成 27年 (2015) |
平成 28年 (2016) |
平成 29年 (2017) |
平成 30年 (2018) |
令和 元年 (2019) |
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上部消化管 内視鏡検査 |
11,296 | 11,690 | 11,645 | 12,254 | 12,159 | 12,476 | ||
大腸 内視鏡検査 |
3,153 | 3,348 | 3,256 | 3,170 | 3,162 | 3,235 | ||
胆膵内視鏡検査 (ERCP +胆膵EUS関連) |
466 | 468 | 465 | 668 | 712 | 735 | ||
超音波 内視鏡検査 |
308 | 310 | 289 | 364 | 518 | 474 | ||
消化管X線透視 検査 |
450 | 463 | 393 | 398 | 425 | 405 | ||
腹部超音波検査 | 6,742 | 7,415 | 7,746 | 8,406 | 7,930 | 8,566 | ||
食道癌内視鏡および胃癌内視鏡 治療 |
EMR | 13 | 13 | 20 | 32 | 30 | 46 | |
ESD | 209 | 214 | 229 | 217 | 197 | 232 | ||
大腸ポリープおよび 大腸癌内視鏡治療 |
EMR | 728 | 1,145 | 1,232 | 1,248 | 1,275 | 1,298 | |
ESD | 21 | 49 | 47 | 43 | 58 | 53 | ||
その他の消化管 内視鏡治療 (止血、異物除去、胃瘻造設 など) |
444 | 403 | 450 | 402 | 436 | 562 | ||
胆膵内視鏡治療 (EST、ステントなど) |
368 | 342 | 330 | 430 | 363 | 372 | ||
肝臓癌に対する血管塞栓療法 | 140 | 162 | 169 | 151 | 122 | 140 | ||
肝臓癌に対する超音波下穿刺局所治療 | 116 | 114 | 84 | 130 | 86 | 60 |
入院 疾患別患者数 上位10疾患(平成30年 1月〜12月)
順位 | 病名 | 退院患者数 | 平均在院日数 |
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1 | 大腸腺腫 | 255 | 2.7 |
2 | 肝癌 | 238 | 9.8 |
3 | 胃癌 | 188 | 9.2 |
4 | 大腸癌 | 167 | 7 |
5 | 食道癌 | 144 | 13.4 |
6 | 胆石症 | 117 | 10 |
7 | 膵癌 | 99 | 10.8 |
8 | 大腸憩室 | 61 | 7.9 |
9 | 胆管炎・閉塞性黄疸 | 55 | 9.8 |
10 | 胆管癌 | 52 | 8.6 |
より詳しい治療方法の説明
連携病院・開業医の先生方へ
上部内視鏡検査、腹部超音波検査については、ご紹介日即日検査および結果の迅速なご報告を原則としています。
絶食指示のうえでご紹介下さい。また予約センターのFAX予約システムもご利用ください。